2010年12月1日水曜日

第5回を終えて(1)



バッハとイザイ、
つながりのある2つの作品を、
バッハは中二階、イザイは一階で演奏。
しかも、
前者はバロック時代につかわれていたタイプの弓、
後者は近代/モダンの弓をつかって、
弾きわけていました。
しかも、
コンサートの最後で演奏された高橋悠治作品では、
ふつうのモダンの弓をつかいつつ、
ヘアー(馬の尾の毛)をゆるくするというやり方がとられ、
当然、音色も変化が生じることになります。
さらにアンコール、
冒頭に演奏されたバッハの作品の1つの楽章が、
今度は一階、
またモダンの弓で奏され、
音・音楽のコントラストがつけられると同時に、
コンサートとしてのひとつのかたちが完結したことを
感じさせられました。

平河町ミュージックス実行委員 小沼純一

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