萩京子とこんにゃく座の歌い手たちは、
この場所で、周到な準備をしていた。
公演当日の午後からの通し稽古を終えて、
開演とともに、華やかな衣装を身にまとい、
130余名の観客の待つ空間に現れた。
萩京子と歌い手たちが身に付けた華やかな衣装について
語りが入った。
「宮城県石巻市の創業140年余の呉服店から
津波に遭ったキモノを譲り受け、泥を洗い、仕立て直して
演奏者などにリースされているドレスであると・・・。」
観客は、被災地の風景を一瞬思い浮かべ、
華やかに生まれ変わった衣装を目前にして、
深いため息を漏らした。
24曲を歌い終わり、
さらに2曲のアンコールで歌いおさめた。
語りが入った。
「宮城県石巻市の創業140年余の呉服店から
津波に遭ったキモノを譲り受け、泥を洗い、仕立て直して
演奏者などにリースされているドレスであると・・・。」
観客は、被災地の風景を一瞬思い浮かべ、
華やかに生まれ変わった衣装を目前にして、
深いため息を漏らした。
24曲を歌い終わり、
さらに2曲のアンコールで歌いおさめた。
心地よい余韻が残った。
萩京子は「ソング」を
オペラのようにひたすら芸術性に走るのではなく、
歌謡曲のように大衆に媚びるものでもなく、
それでいて、ひとの記憶に深くとどまり、
容易に口ずさむことができる。
芸術性と大衆性を兼ね備えた
にほんご の「うた」だと語っている。
オペラのようにひたすら芸術性に走るのではなく、
歌謡曲のように大衆に媚びるものでもなく、
それでいて、ひとの記憶に深くとどまり、
容易に口ずさむことができる。
芸術性と大衆性を兼ね備えた
にほんご の「うた」だと語っている。
心に残るものがたくさんあった。
美しい旋律、うたたち・・・
そして、こんにゃく座の「ひとたち」も。
平河町ミュージックス実行委員会ワーキンググループ 木村佐近
そして、こんにゃく座の「ひとたち」も。
平河町ミュージックス実行委員会ワーキンググループ 木村佐近
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